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2022 年度 研究成果報告書

文化研究勃興期におけるウェールズ的経験の意味―「例外的戦闘性」とR・ウィリアムズ

研究課題

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研究課題/領域番号 19K00385
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02030:英文学および英語圏文学関連
研究機関東北大学

研究代表者

大貫 隆史  東北大学, 文学研究科, 教授 (40404800)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードレイモンド・ウィリアムズ / ウェールズ / 文化研究 / カルチュラル・スタディーズ / ウェールズ英語文学
研究成果の概要

文化研究(カルチュラル・スタディーズ)の勃興期は、従来的に、イギリス的な経験という観点から記述されることが多かった。現在の支配的なカルチュラル・スタディーズ(文化研究)の実践においては、文化的な変化を政治的な観点から解釈、分析、記述することが多くなっているとしたら、ウェールズ的な経験という観点を導入してみると、「変化」の内実だけではなく、「変化の長さ」それ自体が、カルチュラル・スタディーズの源流とされる書き手たちの(少なくとも)一部によって問題化されてきたのではないか、という本課題の問題提起は大きな意味を持ちうる。

自由記述の分野

カルチュラル・スタディーズ、英文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

文化研究(カルチュラル・スタディーズ)において、文化的な変容に見出されうる意味や価値をはかる尺度について、政治的なそれを用いることが多くなってきており、そのことを全否定すべきではない一方で、カルチュラル・スタディーズの勃興期を振り返り、そこでの「社会」「コミュニティ」「文化」といったキーワード群の用法を考察してみると、「変化の長さ」それ自体が問題になっていたのではないか、という問題意識を持つことができる。

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公開日: 2024-01-30  

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