研究課題/領域番号 |
19K00432
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
|
研究機関 | 新潟国際情報大学 |
研究代表者 |
矢口 裕子 新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (30339931)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | アメリカ文学 / 女性文学 / ジェンダー / セクシュアリティ / フェミニズム / 自伝 / 日記 / アナイス・ニン |
研究成果の概要 |
本研究は、アナイス・ニンの自伝的テクスト群をパリンプセストとして読み重ね、21世紀のニン像を構築することを目的として行われた。研究成果として、アナイス・ニン研究会メンバーとの共訳書『アナイス・ニンとの対話』、単著としてAnais Nin's Paris Revisited: The Englsih-French Bilingual Editionを紙媒体・電子媒体の両方で出版し、内外の読者に発信した。新しいフェミニズム誌『シモーヌ』の特集「『私』と日記:生の記録を読む」にニン論を寄稿した。また、本邦初となるニン研究書を近く出版の予定で、作家としてのニンの再評価に貢献できるものと確信する。
|
自由記述の分野 |
アメリカ文学 ジェンダー・セクシュアリティ研究
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、共訳書『アナイス・ニンとの対話』、雑誌『シモーヌ』への寄稿、単著Anais Nin's Paris Revisitedは、いずれも一般読者と研究者の双方にアピールしうるものである。社会的にも学術的にも再評価が進んでいると必ずしも言えないニンを広い層に紹介し、興味を喚起することには意味があると考える。また、Paris Revisitedを英米仏を中心に主要な公共・大学図書館に寄贈するとともに、電子出版することで世界に発信した意義は大きい。近く小鳥遊書房より出版予定の研究書は、作家としてのニンの再読・再評価をめざす、本邦初となるニンのモノグラフであり、その学術的意義は大きい。
|