研究課題/領域番号 |
19K00469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
中澤 敦夫 富山大学, 人文学部, 名誉教授 (90242388)
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研究分担者 |
宮野 裕 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (50312327)
岡本 崇男 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 名誉教授 (90169152)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ロシア年代記研究 / ロシア中世史 / キエフ・ルーシ / 年代記編集史 |
研究成果の概要 |
本研究では、キエフ・ルーシ時代(11~13世紀)の年代記『イパーチイ年代記』『ノヴゴロド第一年代記(新編集版)』の翻訳と注釈付けの作業を、研究参加者の講読会をベースに定期的に行い、その成果を大学紀要に発表した。さらに、その基礎研究で明らかになった歴史学、文献学、テキスト学的な諸問題について、研究代表者、共同研究者がテーマを決めて考察し、年一回のペースで開催した研究集会でその研究成果を発表した。それによって、年代記編集のいくつかの重要な問題について、新しい知見を得ることができた。
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自由記述の分野 |
古ルーシ、中世ロシア文献学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キエフ・ルーシ時代の年代記のテキスト研究は、先ず、年代記を主な史料とするキエフ・ルーシの歴史研究に貢献することができる。歴史研究者は、年代記記事が成立した時期、場所、動機をより正確に定めることが可能になる。併せて、本研究の年代記の文献学、テキスト学的な研究成果は、年代記以外の古ルーシ、中世ロシアの文献(文学)を研究する際に、新たな視点からの文献批判、解釈の方法を提供することができる。
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