本研究では、両大戦間期に活躍したフランス人ジャーナリスト、アルベール・ロンドルのルポルタージュの歴史的意義について考察した。そのためにロンドルの著作およびジャーナリズムに関する研究書、ロンドルが扱った主題の関連資料、現実の記述に関する理論的著作などを入手し分析を加えた。また、3回にわたってフランスに研究出張を行い、資料収集ならびに現地の研究者との情報交換を行った。研究成果として、アルベール・ロンドルに関する単著を1冊、彼の日本滞在に関する論文1編、さらに歴史記述やジャーナリズム報道における現実の記述に関する論文3編を公刊した。
|