研究課題/領域番号 |
19K00532
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
中丸 禎子 東京理科大学, 理学部第一部教養学科, 准教授 (50609287)
|
研究分担者 |
加藤 敦子 都留文科大学, 文学部, 教授 (40625448)
田中 琢三 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (50610945)
兼岡 理恵 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 准教授 (70453735)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | キリスト教 / 近代化 / 内村鑑三 / デンマーク / ナショナリズム |
研究実績の概要 |
2020年度は、コロナ禍により、研究代表者・中丸のスウェーデンでの在外研究をはじめとする海外での資料調査の中止、対面研究会の開催中止など、予定の変更を余儀なくされた。この状況に対処するため、国内での資料調査、オンライン研究会への切り替え、オンラインの利点を生かしての研究会の一般公開を行った。 この結果、当初の予定とは異なる経過をたどったものの、2021年7月のお茶の水女子大学第23回国際日本学シンポジウム「近代日本と北欧・ドイツ――文学・宗教・ナショナリズム」の開催に向け、1回の学会発表(中丸「無教会の北欧受容」於:北ヨーロッパ学会)、2回の公開研究会(田中「ダレーの「血と土」イデオロギーの諸相と日本における受容」、中丸「香川鉄蔵とイシガオサム」)、2回の非公開研究会(加藤「「キリシタン」のイメージ生成とメディアとしての仮名草紙」、田中「内村鑑三『デンマルク国の話』におけるキリスト教と愛国主義)、2本の査読付き論文の公開(TANAKA「La representation des monuments dans “La Vallee de la Mosell」@『比較文学』63号、中丸「無教会の北欧受容」@『北ヨーロッパ研究』17号/2021年5月現在印刷中)、4回の研究打ち合わせ(2020年6月19日、10月3日、12月23日、2021年1月27日)を行なうことができた。4回のうち後半2回では、シンポジウムで基調講演を担当するペーターセン エスベン氏(南山大学)を交え、意見交換・情報交換を行なった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍により、研究代表者・中丸のスウェーデンでの在外研究をはじめとする海外での資料調査の中止、対面研究会の開催中止など、予定の変更を余儀なくされた。また、遠隔授業等への対応のため、例年に比べ研究活動に使える時間が短かった。 しかし、国内での資料調査、オンライン研究会への切り替え、オンラインの利点を生かしての研究会の一般公開を行ったことで、変更は最小限に抑えられた。中丸が在外研究を予定していたため、もともとオンライン研究会の準備があったことから、同形態への意向は比較的スムーズに行われた。この結果、2021年度のシンポジウムに向け、おおむね順調に準備をすることができた。
|
今後の研究の推進方策 |
2021年7月に開催されるお茶の水女子大学第23回国際日本学シンポジウム「近代日本と北欧・ドイツ――文学・宗教・ナショナリズム」の開催、『比較日本学教育研究部門研究年報』への報告掲載に向けて研究を推進する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
2020年度に予定していたスウェーデンでの在外研究・資料調査が中止になり、外国旅行費、書籍代等を使用できなかった。在外研究実現時に使用予定である。また、2021年度に実施する国内での資料調査の複写費、書籍代に一部を使用する。
|