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2023 年度 研究成果報告書

ゲルマン語類型論から見たドイツ語の新しい構造記述

研究課題

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研究課題/領域番号 19K00540
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02060:言語学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

清水 誠  北海道大学, 文学研究院, 特任教授 (40162713)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードドイツ語 / ゲルマン語 / 歴史言語学 / 言語類型論
研究成果の概要

本研究は、申請者のゲルマン語研究の蓄積をもとに、ドイツ語の特性を明らかにし、同言語の新しい構造的記述を試みたものである。その際、ゲルマン諸語を中心に70余りの現代語、方言、古語のデータを広範に援用することを通じて、伝統的な歴史言語学の成果を尊重しつつ、ゲルマン語類型論の視点をとくに重視した。こうして、従来の日本では看過されがちだった古今のゲルマン諸語全体を射程に収めたドイツ語研究の新しい可能性を示すことに成功した。その成果は、業績表に記した一連の論文に具体化され、さらに考察を加え、補筆・修正を施して刊行した『ゲルマン語歴史類型論』および『ゲルマン諸語のしくみ』という2冊の単著として結実した。

自由記述の分野

ドイツ語学・ゲルマン語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、一連の論文をもとに上梓した上記の2冊の著書の刊行に端的に示されている。『ゲルマン語歴史類型論』は申請者の勤務する北海道大学大学院文学研究院から全面的な刊行助成金を受けて、北海道大学出版会から同大学文学研究院研究叢書として出版されたもので、その学術的意義を認められた結果と言える。また、『ゲルマン諸語のしくみ』は公益財団法人ドイツ語学文学振興会の刊行助成に応募して採択されたものであり、公的にその価値が評価されたと言える。同振興会の刊行助成は1969年に始まるが、ドイツ語学の分野で単著として対象となったのは本書が初の例であり、日本のドイツ語研究に果たす意義がうかがわれる。

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公開日: 2025-01-30  

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