研究実績の概要 |
当該年度も現地調査の実施がかなわなかった。そのため, 引き続き, 代表者自身によるこれまでの調査記録の整理・公開を行い, 各種文献の精読につとめた。地理言語学的研究としては, チベット・ビルマ系諸言語における, 数詞, 語順, 「兄弟」を指す親族名称に関して共著論文をまとめた。また, 2022年度に行った発表に基づき, チベット諸語とモンゴル諸語の言語接触について地理言語学的な視点から考察した共著論文を筆頭著者としてまとめた。言語記述の一環で「アムド・チベット語におけるアスペクト」を共著論文として発表した。 その他, 鶴見大学で開催された公開講座「内陸アジアの高地文化に触れてみる」において, 「文学理論もヒマラヤを超える? チベット詩の世界」と題する招待講演を行った。
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