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2020 年度 実施状況報告書

中国内モンゴル自治区モリンダワ地域におけるダグル語の社会言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K00608
研究機関大分大学

研究代表者

包 聯群  大分大学, 経済学部, 教授 (40455861)

研究分担者 呉人 徳司  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40302898)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードダグル語 / 危機言語 / 言語接触 / 言語変異 / 言語シフト / 混合言語 / コードスイッチング / 言語継承
研究実績の概要

2020年度にコロナの影響を受け、現地調査を実施することができなかったため、2019年度に調査したデータの整理を行い、その成果の一部をすでに掲載している(包2021)。
また、ウィーチャットを通じて現地の関係者や話者に連絡を取り、ダグル語の使用状況に関するインタビュを行った。現地のダグル語に関する動向、及びその使用現状を把握することができた。その成果の一部をまとめ、包(2021:155)に反映されている。
さらに、2020年12月に「第八回 日中国際ワークショップ 現代中国における言語政策と言語継承-少数言語を中心」をオンラインにて開催した。そして、ダグル語に関する発表が2本とダグル語関連の発表1本あった。ダグル語研究の促進に役に立つと推測される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナのパンデミックの影響で、現地調査を実現できなかったが、ウィーチャットを通じて、一部の調査を実施している。当初の予定よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

コロナの影響を受け、もし9月末までに現地調査を実現できない場合、綿密な調査計画やプランを作成し、ダグル語ができる現地の関係者に依頼をし、代わりに調査してもらうことにする。即ち、調査対象者に物語などを語ってもらい、録音と録画をし、終了次第、日本にEMSにて送ってもらうことにする予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナのパンデミックの影響で、現地調査は実現できなかったため、旅費の未使用額が生じた。もし9月末までに現地調査が実現できるなら調査をし、旅費として使用する。もし調査することができなければ、「今後の推進の研究の方策」で言及しているように、現地代替の調査を実行する際に、依頼者の旅費や人件費・データ収集費などに使用する予定である。

  • 研究成果

    (13件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 図書 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] 中国社会科学院/南京大学/中央民族大学(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      中国社会科学院/南京大学/中央民族大学
    • 他の機関数
      3
  • [雑誌論文] モリンダワダグル地域の言語景観2021

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 雑誌名

      『現代中国における言語政策と言語継承』(三元社)

      巻: 5 ページ: 153-172

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 言語景観とは何か―中国のモンゴル系地域とモンゴル国との比較2021

    • 著者名/発表者名
      包聯群、落合守和
    • 雑誌名

      『現代中国における言語政策と言語継承』(三元社)

      巻: 5 ページ: 109-126

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中国の災害言語サービスの昨今2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 雑誌名

      『東アジア社会教育研究』

      巻: 25 ページ: 120-125

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 新型コロナウイルス感染症流行期における中国の言語対策2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 雑誌名

      『社会言語学』

      巻: XX ページ: 101-111

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 新型コロナウイルス流行期における日本の災害言語サービス2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 雑誌名

      『中国語言戦略』

      巻: 2 ページ: 1-28

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「言語景観による地域の活性化―大分県での事例―」(Revitalization of Community by Linguistic Landscape in Oita Prefecture)2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 雑誌名

      『アジアの未来へ―私の提案5- Toward the Future of Asia: My Proposal 』

      巻: Vol.5 ページ: 181-194

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 3・11東日本大震災時の災害言語サービス2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 雑誌名

      『語言戦略研究』

      巻: 第3期(Vol.5) ページ: 62-74

    • 査読あり
  • [学会発表] 中国内モンゴル自治区モリンダワダグル自治旗におけるダグル語の調査報告2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 学会等名
      「第八回 日中国際ワークショップ  現代中国における言語政策と言語継承―少数言語を中心に」、科学研究費補助金・基盤研究(B、C)による主催(オンライン)
    • 国際学会
  • [学会発表] 新型コロナウイルス流行期における日本の災害言語サービス2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 学会等名
      Belt and Road International Forum on Language and Culture(「一帯一路」語言文化研究国際論壇)(オンライン)
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 3・11東日本大震災時の災害言語サービス2020

    • 著者名/発表者名
      包聯群
    • 学会等名
      中国外国語戦略研究センター(上海外国語大学)主催:「言語と未来」(言語政策)フォーラムにて(オンライン)
    • 招待講演
  • [図書] 『現代中国における言語政策と言語継承(Language Policy and Language Inheritance in Modern China)』2021

    • 著者名/発表者名
      包聯群編著
    • 総ページ数
      259+15
    • 出版者
      三元社
    • ISBN
      978-4-88303-526-7
  • [学会・シンポジウム開催] The 8th Japan-China Workshop Language Policy and Language Inheritance in Modern China: Focusing on Minority Languages2020

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公開日: 2021-12-27  

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