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2023 年度 研究成果報告書

初期近代英語期のスピーチアクトのポライトネス的視点からの研究:モダリティを中心に

研究課題

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研究課題/領域番号 19K00669
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02080:英語学関連
研究機関法政大学

研究代表者

椎名 美智  法政大学, 文学部, 教授 (20153405)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード歴史言語学 / 語用論 / モダリティ
研究成果の概要

本研究の課題は、歴史社会語用論的視点から初期近代英語期の会話データのコーパスの中のスピーチアクトの様相のモダリティに注目することであった。成果としては、国際英語史学会における口頭発表、学内学会における講演、国際学会の学会誌への論文投稿、および自分で論文集を編集することができたので、目標はかなり達成したと言える。ただ、当初は量的・質的に分析する要諦だったが、特定のテキスト(チャールズI世の裁判記録)に注目して、詳細に質的分析をすることを中心に研究を進めた。具体的には、裁判記録を時系列で見ることによって、テキスト内でのモダリティの使用の変化をスピーチ・アクトの遂行との関係で観察した。

自由記述の分野

英語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究でデータとして分析している近代英語期の口語コーパスは研究者自身が編纂に加わったもので、誰が誰にどのような役割で話しているのか、その社会言語学的、語用論的役割を詳細に観察することができる標識が付いている。量的分析により、時代ごとの平均的な特徴を示すテキストと、時代的特徴から外れ特異な性質を見せているテキストとを判別することができた。今回の研究では、裁判記録の部分コーパスではチャールズI世のテキストをモダリティの視点から質的に詳細に分析することができた。また喜劇の部分コーパスでは、呼びかけ語の中でもこれまであまり研究されてこなかった悪態の分析をすることができた。

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公開日: 2025-01-30  

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