研究課題
基盤研究(C)
本研究においては,さまざまな観点から行われてきた「ほめ」に関する先行研究をレビューすることにより,「ほめ」の研究の現状を整理するとともに,残された研究課題を明らかにした。また,教育やコミュニケーションの場面で問題になる「ほめ」の言語間の差異について,日本語とインドネシア語を対象にして明らかにした。さらに,教育課場面における「ほめ」の意識を明らかにするとともに,今後の基礎資料となるインドネシアの日本語教育における授業談話のデータも収集し,整理した。
社会言語学
教育場面においては教師と学習者の人間関係を構築することが重要である。そのような人間関係の構築・強化において,「ほめ」は重要な役割を果たす。本研究では,「ほめ」の研究を概観することによって現状と課題を明らかにするとともに,教育上やコミュニケーション場面で重要になる言語間の差異を明らかにした。本研究で収集し,整理したインドネシアの授業談話は今後の研究資料として活用することが期待される。