研究課題/領域番号 |
19K00746
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
宮崎 里司 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (90298208)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 介護日本語 / 外国人介護人材 / ワセダ介護バンドスケール |
研究実績の概要 |
2020年度は、コロナ禍の中、予定していた介護施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設)への訪問ならびに、そこで介護職に従事する外国人ならびに、研修担当者へのインタビュー調査が叶わなかったケースが発生したため、急遽Web会議システム(Zoom, Teamsなど)を使った面談を採用した。ただ、実際の介護現場での就業ぶりを観察できる機会がなかったため、20年度に収集できなかったデータを、21年度に充足しようと計画している次第である。なお、全国介護老人保健施設協会(老健協会)の、人材対策委員会委員でもあることから、同協会が、今年2月に行った、全国3,600施設向けの、外国人材の受け入れに関するアンケート調査の結果がまとまりつつあるので、これを参考に、どのような受け入れ実態であるのかを、6月以降分析し、研究発表したいと考えている。また、そうした施設で、当方が考案した「ワセダ介護バンドスケール」に基づく、介護日本語の評価基準が必要とされているのかを検証していきたいと考えている。現在、これまでにインタビューした調査協力者の文字化や、関連資料の収集、さらに、21年度に訪問する施設の選定と事前許可を求める連絡を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上記にも記述報告したように、コロナ禍の中で、社会福祉法人の特別養護老人ホームや、介護老人保健施設などの介護施設を訪問し、外国人技能実習生向けに面談調査が、思うように進まない状況のため、21年度には、可能な地域への働きかけを行い、少々遅れている計画を より早めたいと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
全国介護老人保健施設協会(老健協会)の、人材対策委員会委員会が、2021年の6月に開かれる予定で、同協会が、今年2月に行った、全国3,600施設向けの、外国人材の受け入れに関するアンケート調査の結果が公表される。これを参考に、どのような受け入れ実態であるのかを、6月以降分析し、研究発表したいと考えている。また、そうした施設で、当方が考案した「ワセダ介護バンドスケール」に基づく、介護日本語の評価基準が必要とされているのかを検証していきたいと考えている
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年来続く、コロナ禍の影響により、予定されていた施設訪問の実績が達成できなかったため、次年度への使用額が発生した。
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