研究課題/領域番号 |
19K00752
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
門脇 薫 摂南大学, 外国語学部, 教授 (40346581)
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研究分担者 |
櫻井 千穂 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (40723250)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | バイリンガル / イマージョン / オーストラリア / 日本語母語話者(ネイティブ)教師 / 日本語教授法 / 小学校 / テスト / 海外の日本語教育 |
研究実績の概要 |
本研究の2年目は、前年度に引き続き、バイリンガル/イマージョン教育、CLIL、評価、言語政策、カリキュラム、母語話者教師に関する文献収集及び先行研究、及び国内・海外における年少者を対象にした日本語教育の情報収集を行った。また、オーストラリアの現地教育機関で調査を行うための準備(手続き関連含む)、及び調査の一部を実施した。 日本語能力の評価方法については、海外及び国内の研究メンバーによるワークショップ参加、及びメンバー間のミーティング等により、具体的な実施方法について検討した。 また、オーストラリアの日本語バイリンガル教育を行っている学校で調査を実施するには、2つの州の各教育省から承認許可を得る必要があるため、研究申請書および必要書類を作成し提出した。昨年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、教育省が学校に外部者が立ち入ることを一定期間禁止していたこと、また研究申請の受け付け自体も行われていない期間があったこと等によって、調査を実施する準備の段階でかなりの時間を要した。 最終的に2020年度内に、各教育省から研究調査実施の承認が得られ、学校関係者と調査の詳細について打ち合わせを行った。調査は、1)教師を対象にした教授法 2)学習者の日本語能力の測定 を行う。調査対象となる学校のうち1校では、日本語教師対象のインタビュー調査を3月にオンラインで実施することができた。現在、データを整理し、分析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初の予定では、2020年3月(2019年度)にオーストラリアの日英バイリンガル校を数校訪問し、海外の研究メンバーと調査の打ち合わせを行い、更に教育省に研究申請をするために必要となる書類を現地で取得しすぐに書類作成する予定であった。しかし、3月に訪問できなかったためその後必要書類をそろえるのに時間がかかった。また、教育省が研究申請の受け付け、及び申請審査を一時中断していたため承認を得るのに思った以上に時間がかかり、調査を実施するのが大幅に遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
1)の教師を対象としたインタビュー調査は、オンラインで行い、2)学習者を対象とした日本語能力の測定は、オンラインで行えるものは行う。研究メンバーである現地の教員を中心に学習者の能力の測定を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
現地調査のためオーストラリアを訪問することができなかったため、旅費を使用しなかったた。
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