研究成果の概要 |
本研究は, 小学校教員のWillingness to Communicate(WTC)の状況を調査し, L2における小学校教員のWTCの関連要因を確認することにある。まず, (1) 先行研究を基に調査用紙を作成, 予備調査を重ね, 質問紙を決定した。次に, (2) 小学校教員185名を対象に, 本調査を行った。(3) その調査データを基に, 小学校教員のWTCの傾向を把握し, L2WTCのモデルを構築した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニケーションを図ろうとする意思(Willingness to Communicate; WTC)の研究は, 大学生, 高校生, 中学生, 小学生を対象に調査が行われてきている。しかし, 肝心の教員のWTCについては調査がなされていない。そこで, 2020年より外国語が教科となった小学校において, 小学校教員のWTCは, どの程度を保持しているのかを明らかにし, L2WTCの関連要因について整理する。このことにより, 自治体等における小学校教員英語研修において, 教員のコミュニケーションを図ろうとする態度につなげるための研修内容の検討材料となることが期待できる。
|