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2022 年度 実績報告書

英語による専門科目との接続を可能とする英語カリキュラムの構築とWEB教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K00766
研究機関横浜市立大学

研究代表者

加藤 千博  横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 教授 (20638233)

研究分担者 前川 浩子  金沢学院大学, 文学部, 教授 (10434474)
工藤 泰三  名古屋学院大学, 国際文化学部, 准教授 (60734209)
田島 祐規子  横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 非常勤教員 (70377117)
村上 嘉代子 (平野嘉代子)  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (90424895)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード英語教育 / 英語基礎力測定 / EMI / CLIL / WEB教材
研究実績の概要

本研究では、大学初年次生対象の英語授業と大学2、3年次生対象の英語による専門科目(EMI)をスムーズに結びつけるための英語カリキュラムを構築し、そのために有用となるWeb教材を開発することを目的としている。当該年度は、英語による専門科目(EMI)クラスで必要とされる英語力と、通常の英語クラスで獲得される英語力を、特に語彙の獲得に焦点を絞って比較分析を行った。
通常の英語クラスでは、TOEFL-ITPのスコアは450~500点、獲得語彙数は4,000~4,500語であったのに対し、EMIクラスでは、TOEFL-ITPのスコアは500~550点、語彙獲得数は、4,500~7,000語であった。TOEFL-ITP500~520点レンジの学生がEMIクラスへの適応に最も苦労しており、4,500~6,000語レベルの語彙増強が課題であることが明らかとなった。
本研究を通じて明らかになったのは、欧州の大学で行われているEMIクラスの受講者のレベルはCEFRで言うとC1レベルであるのに対して、日本の大学で行われているEMIクラスでは、受講者のレベルがB2程度のレベルである。そのため、欧米で行われいるようなEMIの手法で授業を行ってしまうと日本人学生は授業についていけなくなってしまう。そこで有効なのがCLIL(内容言語統合型学習)の手法を用いた授業方法であるが、CLILの理論を理解して授業を実施できる教員はほとんどいない。通常の英語クラスとEMIクラスの間に、CLILを用いた科目を設置することが、日本の大学でも必要といえる。
WEB教材に関しては、EMIクラス用の教材を作成するまでには至らなかったが、中学生レベルの基礎的な語彙(リーディング語彙、リスニング語彙)教材を作成した。これらの教材を今後、更に拡張していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] RLG研究会(英語教育)

    • URL

      http://rlgtest-english.com/

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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