瞳孔径拡張が半無意識的に日本人英語学習者が苦手とする母音と子音の識別能力を上達させるたことが判明した。教育現場で瞳孔径拡張トレーニングを導入する意義があることが明らかになった。更に過剰学習と間隔反復を組み合わせる復習方法を現場で導入し、特に低い学習習熟度の学習者には復習間隔を短くする指導法を実践させるのが適切である。音声教育に瞳孔径拡張の手法を取り入れるのは社会的に意義深い。T/Fテストという長時間を要する音声訓練方法を継続するのではなく、聴覚時に超小さな円から超巨大な円を見ることにより生じる瞳孔径拡張が成績向上につながるという本結果は外国語教育のみならず教育全般で重要な教育的な指摘と言える。
|