研究課題/領域番号 |
19K00817
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
磯部 美穂 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (60579853)
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研究分担者 |
円谷 友英 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (10346702)
クラウス マヌエル・フィリップ 早稲田大学, 商学学術院, 専任講師 (20788319)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 表現選択の類似性 |
研究実績の概要 |
外国語作文のコーパスを作成し,言語学・認知科学・情報科学的視点からの分析を試験的に実施した。学習者グループの作文と複数の指導者による添削結果を照合し,表現選択の類似性,相違性の抽出を試みた。小規模なコーパス分析によっても,学習者の表現選択傾向と添削者の認知的反応の傾向に関する一定の結果を導き出すことが可能であることを実証した。現在は,アイトラッキングなどを使用した認知科学的手法の導入を視野に入れ,新たな分析方法を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2019年度は定期的なミーティングによる分析結果の検証を実施することができた。認知科学的観点からの実験を試行する予定としており,実験計画を作成していたが,2019年度末の新型コロナ感染症拡大により計画を中断せざるを得ない状況にあるため。
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今後の研究の推進方策 |
まずは計画とおり,認知科学的な実験を試行し,そこから得られるデータの有用性を検証していく。実験方法に問題がないことが確認できれば,複数の被験者によるデータを収集し,検証を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度末に予定していたミーティングおよび実験計画が中断したため,次年度への繰り越しとなった。予定していた計画は2020年度に実施する。
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