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2021 年度 実施状況報告書

小中連携を図るための中学入門期における診断用英語語彙テストの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K00886
研究機関千葉大学

研究代表者

星野 由子  千葉大学, 教育学部, 准教授 (80548735)

研究分担者 清水 遥  東北学院大学, 文学部, 准教授 (20646905)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード語彙テスト / 小学校英語
研究実績の概要

当該年度は、令和3年度版の中学校外国語科教科書が発行されたことがあり、中学1年生の教科書について調査した。具体的には、中学1年生で出てくる単語について、全6社から発行されている教科書において3社以上の教科書で使用されている語彙を調査した。また、その結果を前年度以前に調査した、令和2年度版の小学校外国語科教科書で現れる語彙と比較した。両者を比較した理由は、本研究の目的が中学入学期に用いることのできる診断的語彙テストを作成することであり、中学校でも現れる語彙を小学生のうちにどの程度身につけたのかをテストにより診断したいためである。
これらの単語について、全6社の中学校外国語科教科書において、どの品詞で現れているのかを調べ、6社全てで同じ品詞で現れている単語に限定した。例えば、haveは現在完了形で使われる助動詞としての方法と、一般動詞としての用法がある。このように同一の単語でも品詞別に分け、6社全てで同一品詞で使われている単語を抽出した結果、153語の単語に絞られた。これらの単語についてテストを作成するために、単語の習得難易度に関わる要因の1つである具体性をMRC psycholinguistic databaseを用いて調査した。これは、テストを多肢選択形式で作成する予定であり、選択肢にする単語の難易度を可能な限り揃えるためである。今後はこれらの単語情報を利用しながらテストを作成していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの蔓延により、本研究以外にエフォートを割かなければならない時間が増加したため。

今後の研究の推進方策

今後は語彙テストを作成していく。リスニング問題や絵を選択する問題も作成する予定であるため、録音の準備を行なったり、ふさわしい絵の選択をおこなっていく。できあがったテストを実際に小学生や中学生に受けてもらい、テスト項目としてふさわしくない項目がないかどうかを確認する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス蔓延のため、学会等がオンライン開催となり、旅費の使用が激減したため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小学校英語における読むこと・書くことへの接続ー検定教科書に基づく頻度分析を通してー2021

    • 著者名/発表者名
      星野由子、清水遥
    • 学会等名
      全国英語教育学会第46回長野研究大会(オンライン)

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公開日: 2022-12-28  

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