国内調査と海外調査において、計画した内容通り進めることができた。 作業記憶に関する継続的調査を、愛知県立豊橋聾学校・高等部の生徒を対象にして実施した。音声と文字と手話を利用した記憶力テストを英語と日本語で実施し、作業記憶を測定した。さらに、英語授業の見学および教員からの聴き取り調査も行った。2022年度と同様に、外国人講師を活用したCLIL(Content and Language Integrated Learning)の実験授業を、愛知県立岡崎特別支援学校(中学部・高等部)、愛知県立豊川特別支援学校(高等部)において実施した。さらに、小学生を対象として、外国人講師を活用した英語授業を、愛知県立豊橋特別支援学校と愛知県立豊橋聾学校で行った。国内の研究機関である日本英語音声学研究所との情報交換を行った。 オーストラリア(ブリスベン)のSunnybank State Special School・Nursery Road State Special School・Red Hill State Special School、 ニュージーランド(オークランド)のKo Taku Reo Deaf Education Centre・Kelston Girls’ College・Kelston Boys’ High School・Kelston Intermediate School・Kelston Primary Schoolなどを訪問し、授業見学やスタッフとの情報交換を行った。Sunnybank State Special Schoolと愛知県立豊橋特別支援学校(小学部)とのZoomなどを利用した交流授業について調整を行い、2024年10月と11月に実施する予定である。 研究成果報告のため、日本英語教育音声学会での研究発表および研究論文の投稿を行った。
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