研究課題/領域番号 |
19K00918
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
飯塚 秀樹 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (90617466)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療通訳 / 逐次通訳アプローチ / GTEC Academic |
研究実績の概要 |
本研究の目的は「逐次通訳アプローチ」を医学英語教育において展開し、そのフィードバックに基づき、最終的に医療通訳を担える医師・看護師・その他医療従事者用語学プログラムを開発することにある。しかしながら2019年終盤からの新型コロナウィルスの世界的感染拡大により、当初予定していた活動が2020年度はほとんど展開できず、研究計画に大幅な遅れが生じることとなった。当初の予定では、当該アプローチを医学部・看護学部・臨床検査学部・看護専門学校の授業で広範囲に実践し、対象者のmedical interpreting skills(医療通訳スキル)を養成するための具体的方略の検証・構築を計画していたが、対面授業はオンライン授業へと変更になり、当該アプローチの実践、検証、構築は、現状では厳しい状況に置かれている。しかしながら、研究初年度の2019年度に医学部で実施した実践授業からは、英語再生活動から自発的なアウトプットに繋ながるデータも見出され、2020年度、その知見を医学英語教育学会で発表した。しかし、この学会発表もコロナの影響のためオンラインでの開催となり、十分なフィードバックは得られていない状況である。今後はこれらの遅れを取り戻すべく、研究計画を見直すと同時に、2021年度に再開した対面授業において可能な限り上記課題を実践すると共に、オンライン授業に変更になった場合においても研究が機能するよう最善を尽くしたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2019年後半から始まった新型コロナウィルス感染症の影響により、対面授業での実践ができず、また関係学会への参加や他の研究者との情報交換もままならない状態である。
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今後の研究の推進方策 |
今後はオンライン授業でも本アプローチに基づく研究が遂行できるように、研究手法の見直しを考え、最終的な目標となる医療従事者用語学プログラムの完成に漕ぎ着けたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年後半から始まるコロナ禍により、国際学会での発表をはじめ、研究計画に大幅な遅延が生じたため。今後の使用計画としては、オンラインでの国際学会発表・参加、論文執筆、機器の購入、ホームページの作成などがある。
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