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2022 年度 研究成果報告書

米国議会図書館蔵忍術関係史料の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K00951
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関三重大学

研究代表者

山田 雄司  三重大学, 人文学部, 教授 (90314103)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード忍者 / 忍術 / 米国議会図書館 / 兵法
研究成果の概要

米国・ワシントンDCにある米国議会図書館トーマス・ジェファーソン館において、2019年8月、2022年8月の2度にわたり、兵法書の調査・写真撮影を行った。調査対象とした兵法書は、米国議会図書館蔵日本古典籍目録刊行会編『米国議会図書館蔵日本古典籍目録』(八木書店、2003年)17武学・武術B兵法より、忍術関係あると予想される書目を選んで行った。こうした書目は、陸軍参謀本部や陸軍士官学校旧蔵本で、敗戦後GHQにより接収されて米国に渡り、米国議会図書館所蔵となったものである。
このなかの『智謀抜萃』『軍配要目集』『武教全書正解』などからは、これまで知られていない忍びのあり方や忍術を発見した。

自由記述の分野

日本中世史

研究成果の学術的意義や社会的意義

旧陸軍関係所蔵で、現・米国議会図書館蔵書となっている兵法書の中に、忍術関係の史料が残されており、そこには忍びの姿や忍術に関する記述があることを確認できた。米国議会図書館蔵の兵法書については、目録によって書目は知られているものの、内容について調査されたことがないと思われるので、初めての調査だったと言える。そして、その中には日本に存在していない兵法書もあり、注目される。
そして、この調査は、これまで日本国内のみで調査されてきた兵法や忍術に関わる史料について、海外でも存在していることを予想させ、グローバルな視点からの今後の調査の必要性を提起するものである。

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公開日: 2024-01-30  

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