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2019 年度 実施状況報告書

石炭資源の発見と近代政治システムの形成

研究課題

研究課題/領域番号 19K00991
研究機関北九州市立自然史・歴史博物館

研究代表者

日比野 利信  北九州市立自然史・歴史博物館, 歴史課, 学芸員 (90372234)

研究分担者 季武 嘉也  創価大学, 文学部, 教授 (40179099)
中村 尚史  東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60262086)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード石炭資源 / 筑豊 / 近代政治 / 麻生太吉 / 麻生家文書 / 安川敬一郎
研究実績の概要

本研究の開始1年目ということで、8月31日に共同研究者が九州大学に集合して、会議・研究会をおこない、9月1日~2日に麻生家文書の調査を実施した。
会議では研究計画に関する説明と確認をおこない、研究会では各自の研究主題について、現状と課題についてそれぞれ報告・共有した。また麻生家文書の調査では、第一に麻生太吉日記の書誌について原本確認をおこないつつ追求した。第二に明治40年の麻生太吉宛書簡を中心に整理を実施して目録を作成したが、概要調査といっても実際には1点ずつの調査となってしまい、あまりに数量が膨大となったため、本研究の実施期間中に終了することは難しく、整理の方法を再検討する必要がある。
また在京メンバーを中心に、『麻生太吉日記』の輪読会を5回実施し、明治39年、40年、42年、43年の途中までを終了した。先行する共同研究で検討を重ねてきた『安川敬一郎日記』に比べて、『麻生太吉日記』は文量こそ少ないが、貴重な情報を少なからず含むものであることを改めて認識した。今後も輪読会を継続し、成果を適宜共有しながら、書簡などの麻生家文書や安川敬一郎日記などと照合して、研究課題に迫っていきたい。
3月末に第2回の会議・研究会および麻生家文書調査をおこなうように計画していたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って中止を余儀なくされた。同感染症の行方次第ではあるが、今後研究計画の見直しをおこなうとともに、これまでの麻生家文書の調査票のデータ入力を進めて、研究を進めていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

麻生家文書の第1回調査を実施したところ、本研究における調査の実施方法など見直す必要が生じたこと、また「コロナ禍」により第2回調査を実施できなかったことによる。

今後の研究の推進方策

麻生家文書の調査方法について、調査票作成作業とデータ入力作業を合わせて、早急に実施計画を再構築する。それに基づいて、夏に第2回の会議・研究会および史料調査を実施したい。
もし「コロナ禍」の長期化により第2回の会合が遅れることがあったとしても、メール会議によって、遅れないように研究計画を確実に再構築したい。

次年度使用額が生じた理由

「コロナ禍」により2回実施を予定していた会議・研究会および史料調査を1回しかできなかったことが最大の理由である。
また史料調査については実施方法の見直しが必要となり、データ入力についても進めることができず、謝金も未執行となってしまった。

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公開日: 2021-01-27  

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