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2023 年度 研究成果報告書

神宮御師資料の新たな発見に伴う信仰の地“伊勢”の総合的調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01006
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関皇學館大学

研究代表者

小林 郁  皇學館大学, 研究開発推進センター, 助教 (90779654)

研究分担者 谷口 裕信  皇學館大学, 文学部, 教授 (10440835)
浦野 綾子  皇學館大学, 研究開発推進センター, 准教授 (30825774)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード神宮御師 / 伊勢神宮 / 伊勢信仰 / 伊勢参宮 / 橋村氏 / 史料研究 / 墓石群調査
研究成果の概要

橋村一族は、代々にわたって伊勢神宮(外宮)の神職と神宮御師職を世襲した一族である。本研究は、平成30年に新たに発見された橋村一族伝来の膨大な家政資料群の調査と、その資料群を中世以来守り継いできた橋村一族の分家(宰記家・主計家)の墓地調査を素材に、全国に伊勢参宮を広めた神宮御師の実態と、中世から近代における信仰の地“伊勢”の変容について、文献史学・考古学の両視点から検証したものである。
16世紀から20世紀までの新出資料約1万点のうち、約半数の調査が完了した。また、17世紀から20世紀までの墓石54基の悉皆調査を行い、土中から墓石の欠損部分が発見される等、墓石本来の状態が明らかとなった。

自由記述の分野

日本中世史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的・社会的意義は、①1万点以上に及ぶ膨大な新出資料群の調査研究から生み出される知的財産情報の公開、②研究事例の少ない神宮祠官・神宮御師の墓地における墓石群悉皆調査と研究成果情報の公開、の2点である。
従来の神宮御師研究では、資料現存数の差異により研究の進展が阻まれていることが課題となっていた。1万点以上を数える新出資料の網羅的な調査研究は、今後の研究発展に大きく寄与し得るものである。また、神宮祠官・御師家の墓石調査研究については類例が少ない上、近年では墓終いが進み伊勢市内の古い墓石が存続の危機に面している。墓石の悉皆調査を通じた知的財産の記録・継承という点に、本研究の意義を見出せる。

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公開日: 2025-01-30  

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