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2022 年度 研究成果報告書

オスマン帝都イスタンブルの都市改革と多文化社会の近代

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01021
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関大阪公立大学 (2022)
大阪市立大学 (2019-2021)

研究代表者

上野 雅由樹  大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (10709538)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードオスマン帝国 / イスタンブル / 都市改革 / 非ムスリム / アルメニア人
研究成果の概要

本研究で報告者は、文化的背景の面で多様な人々を内包した帝都イスタンブルにおいて、オスマン帝国が19世紀に進めた都市改革に焦点を当て、住民の文化的多様性との関連で都市改革がどのような方向性を持ったのかを検討した。その結果、都市改革の過程では帝国政府と非ムスリム住民のあいだで様々な形での交渉が見られ、宗教と関わる側面では帝国政府が非ムスリムの側に譲歩し、都市空間の整備のあり方を修正する場面が見られたことを明らかにすることができた。

自由記述の分野

オスマン帝国史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、19世紀の近代国家過程においてオスマン帝国の首都イスタンブルで進められた都市改革を、帝国政府が主導した上からの制度的変革としてだけではなく、宗教や文化の面で多様な人々の存在をふまえ、都市社会史の観点から捉え直すという点、また、近世から近代への移行期において、オスマン帝国下の多文化社会がどのように機能し、そのあり方がどのように変化していったのかを明らかにするという点に学術的意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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