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2022 年度 研究成果報告書

朝鮮開港後における漁場秩序の再編過程:日本人出漁の影響を通じて

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01042
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関立命館大学

研究代表者

石川 亮太  立命館大学, 経営学部, 教授 (00363416)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード水産業 / 開港 / 漁場秩序 / 市場 / 海藻 / 朝鮮出漁
研究成果の概要

朝鮮開港後の日本人漁業者の活動や海産物輸出、その朝鮮社会への影響について研究を実施した。(1)1900年に成立した朝鮮海通漁組合連合会が、政府による一方的な働きかけの
結果として形成されたわけではなく、漁業者自身の人的なネットワークと相互の交流をベースとして成立したことを明らかにした。(2)朝鮮開港後の重要な対日輸出品となった海藻に注目し、その輸出に携わった商人たちの実態について、近世の倭館貿易からの連続性に注目して明らかにした。

自由記述の分野

東洋史

研究成果の学術的意義や社会的意義

朝鮮開港後の日本人の朝鮮出漁や海産物の対日輸出は、これまで日朝間の非対称な国家間関係を反映した面が特に注目されてきたが、その実態を近世以来の日朝関係の連続性や、朝鮮固有の経済活動の秩序のなかで捉え返したことで、日朝関係の歴史をより多面的かつ重層的に理解する視点を提供することができた。

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公開日: 2024-01-30  

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