研究実績の概要 |
コロナ禍により、国外のアーカイヴを利用することができず、研究を十分に進めることができなかった。本科研にかかわる成果としては、Yoshiro Ikeda, "Time and the Comintern: Rethinking the Cultural Impact of the Russian Revolution on Japanese Intellectuals", Christopher Balme, Burcu Dogramaci, Christoph Hilgert, Riccardo Nicolosi, Andreas Renner (eds.): Culture and Legacy of the Russian Revolution: Rhetoric and Performance - Religious Semantics - Impact on Asia (Berlin: Frank and Timme: 2020), pp. 227-240, において、革命が起こった社会(ロシア)とそうでない社会(日本)における時間のとらえ方の相違について、知識人の営みに焦点を当てて探求した。また、学会報告として、池田嘉郎「第一次世界大戦期ロシアにおける保養地振興をめぐる政治」、第70回日本西洋史学会大会(大阪大学、オンライン)、2020年12月12日、9時45分~10時30分、を行なった。現在、この学会報告を論文として投稿するための準備を進めている。
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