研究成果の概要 |
当該課題では途上、コロナ禍によって約2年半にわたる行動自粛を余儀なくされた。そのため、当初計画通りとなってはいない。けれどもアフターコロナを迎えた2021秋以降、関連機関への積極的な調査訪問によって大きく挽回し、1,038点にのぼる石器実測図、および11,200枚の画像収集に繋げた。2019年度からの課題期間内で論文15篇、単著4冊(うち市販1冊576頁、科研成果学術書3冊合計451頁)、共著1冊、講演会3回(各120分)の実績を収めた。これらの数々から、研究代表者が提起する「対馬暖流ベルト地帯」の輪郭と、初期農耕(原初農耕)に関わる特殊性の一端を明らかにすることができたといえるだろう。
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