研究実績の概要 |
2020年度は、調査地であるフィリピンにおける新型コロナウイルス感染状況が厳しく、共同研究者であるフィリピン国立博物館研究員のアメ・ガロン博士は、出身地のルソン島中部ヌエバ・エシハ州ガパン町に帰郷してすごしており、また、ヨセビオ・Z・ディソン博士もマニラのケソン市の自宅に籠っている状況である。そのため、昨年度は現地での発掘調査、資料調査を全く行えなかった。 その為、2020年度は、下記に示した論文発表とオンラインで開催された国際学会における発表を行ったのみである。 ・論文:Kazuhiko Tanaka & Ame M. Garong 2021 "Assibbukal and delpet: two types of stones used during forming stage of pottery making in Atulu village in Cagayan Province, northern Luzon, Philippines." 菊池誠一先生・坂井隆先生退職記念論文集編集委員会編『菊池誠一先生・坂井隆先生退職記念論文集-港市・交流・陶磁器ー東南アジア考古学研究ー』雄山閣 153-159頁 3月。 ・国際学会発表:Kazuhiko Tanaka 2020 (Nov.6)"The History of Studies and Researches of Philippine Archaeology and Philippine Prehistory by Japanese -Works of Prof. Yoji Aoyagi and his students-." presented at the Conference on the Shared History and Cultural Heritage of Japan and Philippines.
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