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2023 年度 研究成果報告書

様々な文化財に使用された彩色材料への赤外線画像による面的調査の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01136
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03060:文化財科学関連
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所 (2020-2023)
独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館 (2019)

研究代表者

秋山 純子  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存科学研究センター, 室長 (10532484)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード赤外線画像 / 彩色分析 / 面的調査
研究成果の概要

本研究では、様々な形態の文化財に対して赤外線画像の適用を試みた。歴史資料として高松松平家伝来の「博物図譜」を対象に、ハイパースペクトルカメラで得られた反射スペクトルの分布図と赤外線画像との比較から、赤外線画像が彩色材料の違いを表していることが確認できた。また染織品に対しても赤外線画像の適用の有効性を明らかにした。様々な形態の文化財に対して、彩色材料の面の広がりを把握するのに赤外線画像は非常に有効であることが分かった。

自由記述の分野

保存科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では歴史資料や浮世絵などの刷物、染織品等に使用された彩色材料に対して、赤外線画像を使った調査が有効であるか検討した。様々な形態の文化財の彩色材料に対して分析機器による点分析の結果を面の広がりとして把握するのに、安全で簡便に調査できる赤外線画像の利用は非常に有効である。赤外線画像が様々な複合材料で構成された文化財に広く活用できれば、点だけの情報に面の情報を加えることができ、文化財の科学調査に対して大きく貢献できると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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