研究課題/領域番号 |
19K01151
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪 |
研究代表者 |
釋 知恵子 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 外来研究員 (60626349)
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研究分担者 |
佐久間 大輔 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 課長 (90291179)
石井 陽子 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 主任学芸員 (90300970)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 博物館教育 / 博学連携 / 学習指導要領 / 体的・対話的で深い学び / ワークショップ / 貸出資料 |
研究実績の概要 |
科研費で開発を進めている学芸員の研究活動を伝える展示キットの企画・試作・調査を行った。 1.令和5年8月4日に学校教員向けイベント「教員のための博物館の日」を実施し、大阪市立自然史博物館の学芸員と仕事について紹介したほか、学芸員の仕事に対して教員が持つ印象を聞き、企画の参考にした。 2.これまでの調査を参考に、教員が学芸員の仕事について児童・生徒に伝えてほしい内容(学芸員が学芸員になろうと思ったきっかけや理由、学芸員になるまでどんな勉強や研究、活動をしてきたかなど)を踏まえて、学芸員にインタビューし、インタビュ―内容をいかして、展示キットの試作を行った。 3.令和5年11月4日、5日に開催した「子どものためのジオカーニバル」に出展し、試作した学芸員の研究活動を伝える展示キットを紹介し、来場者である児童・生徒および教員や保護者の反応を調査した。展示では、地学の学芸員が利用する道具なども展示した。 学芸員という職業自体を知らない児童が多く、特に、展示キットの導入部分をわかりやすくする必要があること、児童・生徒それぞれの興味・関心と少しでも多く接点を作れるように、さまざまな分野の学芸員を紹介した方がよいことなど、改善のヒントを得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
他の業務が繁忙だったため、展示キットの企画・試作はできたが、改善と完成まで至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度として、研究計画を再度見直し、博物館の学芸員の研究活動を紹介する貸出用展示キットを8月までに完成させる予定である。また、学会等への発表するなど、研究成果の公表を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
学芸員の研究活動を紹介する展示キットが試作のみにとどまり、完成に至らなかったことなどのため、残額が生じた。今後は、学芸員の研究活動を紹介する展示キットの制作費、博学連携ワークショップ等のイベント、成果発表等に使用する。
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