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2023 年度 研究成果報告書

代償請求権と諸制度の関連と展開

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01391
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05060:民事法学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

田中 宏治  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (60294005)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード代償請求権 / 履行不能 / 売買 / 相続財産 / 民法412条の2 / 民法422条の2 / ドイツ新債務法 / 代償財産
研究成果の概要

当時「代償請求権」は,わずかに拙著『代償請求権と履行不能』(2018)による研究の他は,未開拓の研究領域であった。本研究は,拙著において指摘していた諸問題,つまり代償請求権と他の諸制度(とりわけ売買・相続)との関連を検討することを目的とした。
具体的には,①まず,単行書および翻訳書を計2冊脱稿した。単行書は『ドイツ売買論集』(2021)であり,代償請求権論と関連させて日本法の解釈にまで立ち入って学説を公表した。また,翻訳書は『ドイツ相続法』(2024予定)である。②また,2回の私法学会大会個別報告(「代償請求権と履行不能」(2019)および「ドイツ売買論の現在」(2021))を実施した。

自由記述の分野

民法

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,未開拓の研究領域であった,代償請求権と他の諸制度との関連を発展的に検討することを目的とした。このテーマは,民法の主要領域である債権総論の分野の一つであり,平成29年民法改正によって新たに創設された「代償請求権」(民法422条の2)という制度を包括的に扱うものであった。具体的な成果としては,その代償請求権と「売買」および「相続」との関連で研究を深めることができた。

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公開日: 2025-01-30  

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