研究課題/領域番号 |
19K01425
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
張 睿暎 獨協大学, 法学部, 教授 (80434231)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ブロックチェーン / 著作権管理 / 権利情報 / コンテンツ流通 / 利用許諾 |
研究実績の概要 |
2021年度には、新型コロナウィルス感染症の影響のなか、研究調査とオンライン学会参加を並行して研究を遂行した。 エストニア及びフィンランド研究調査では、ターリン(エストニア)所在のe-Estonia Briefing Centre、ヘルシンキ(フィンランド)所在のBlockchain Forum Finland等を訪問し、両国におけるブロックチェーン関連動向をヒアリングした。ブロックチェーン技術が進んでいるだけでなく、関連アプリケーションやユースケースも豊富であり、コンテンツ流通におけるブロックチェーン技術活用のための法的課題に関する示唆を得ることができた。 また、European Blockchain Convention2021およびThe New Age of Fashionオンライン学会にも参加し、ブロックチェーンの知的財産分野におけるアプリケーションと法的課題についての最新の議論に参加してきた。 オンライン学会や現地調査から得た示唆に、文献調査内容を合わせた成果の一部は、現在研究発表の準備をしているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度に続き2021年度も、新型コロナウィルス感染症の影響による世界的な渡航禁止により、海外現地調査は1回しか実施することができなかった。本研究は、現地調査での対面ヒアリングを重要要素としているため、当初の計画より遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度も複数の海外調査を予定しているが、新型コロナウィルス感染症による渡航規制が継続中であるため、未だ海外調査が容易ではない状況である。 ただ、下半期から入国規制等が緩和されるとされているので、上半期には遠隔会議や文献調査に集中し、秋以降の海外調査に向けての事前準備をしっかり行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の影響による渡航禁止のため、海外調査を実施することができず、予算として計上していた旅費を使用できなかったため。
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