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2023 年度 研究成果報告書

サイバー空間における違法又は有害情報による被害の阻止とファクトチェック体制の整備

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01436
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05070:新領域法学関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

金 尚均  龍谷大学, 法学部, 教授 (00274150)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード差別表現 / ヘイトクライム / ヘイトスピーチ
研究成果の概要

ヘイトスピーチが社会問題化するものの、ヘイトクライムまでも問題化するに至っている今日、前者が社会的排除と暴力を煽動することで後者が生じる循環的連関性のある行動として捉え、刑事的対応と非規制的他対応を検討した。とりわけ①SNS上のヘイトスピーチをヘイトクライムの導因と理解し、②EUのデジタル・サービス法の施行と、EUやドイツ等のSNS規制の意義と削除やブロッキングに内包する法的問題を検証し、③ヘイトクライムに対する刑事司法実務並び立法について諸外国との比較研究を通じて、④差別動機や偏見・憎悪感情に基づく行動に対して、民間資源の活用による非規制的対応や修復的司法の手法を取り入れた。

自由記述の分野

刑法

研究成果の学術的意義や社会的意義

被害の最小限化のための合憲的措置の構築のため、SNS上の莫大な情報発信量、速報性、広域性、拡散性等の特殊性、消せない・忘れられないことによる被害の継続性、行政規制の比例性に基づく行政機関によるタスクフォースの提示等のソフトロー的対応と、SNS事業者のコンプライアンスの一環としての諸措置の提示、その義務化並び義務懈怠に対する法的制裁の必要性・妥当性を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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