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2023 年度 研究成果報告書

移住のグローバル正義論の構築に向けた政治哲学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01465
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分06010:政治学関連
研究機関関西学院大学

研究代表者

白川 俊介  関西学院大学, 総合政策学部, 准教授 (50737690)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードリベラル・ナショナリズム / コスモポリタニズム / グローバル正義 / 移民正義
研究成果の概要

本研究では、まず、リベラル・ナショナリズム論から理論内在的に導き出されるグローバル正義論に関して、とりわけその動機という観点からみて適切なグローバルな正義の「資源」は何かという点について、ケアの倫理を補助線にしつつ、考察した。そして導き出されたグローバルな正義論の観点から、人の移動や人の国境を越える「移住」について、「受け入れ」という事象のみならず、「出国」/「退出」という事象も念頭に置きながら、包括的な理論構築を行った。

自由記述の分野

政治哲学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的な意義は、これまで移民正義論は移民の「受け入れ」という観点を中心に論じられてきたのに対して、「退出」という面からの考察を取り込み、より包括的に「移住」に対してアプローチしている点である。
また、本研究の知見は、とりわけ移民や難民の受け入れについて、特に極右的なポピュリズムや排外主義が台頭しているという現実の政治社会の状況について、人の移動が社会にそもそもどのようなインパクトをもたらすのか、ナショナリズムは問題であるのかといった点から規範的な見地からの熟慮を迫る点で社会的にも意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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