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2021 年度 実施状況報告書

民主化における政権中枢の認知転換のメカニズム-ミャンマーを中心に

研究課題

研究課題/領域番号 19K01470
研究機関新潟大学

研究代表者

張 雲  新潟大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (70447613)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード民主化 / 認知 / ミャンマー / 政権中枢 / 軍政 / NGO
研究実績の概要

2021年度には、まず前年度に掲載決定された国際的に権威のある国際関係誌Asian Surveyに投稿した論文From Confrontation to Cooperation: the ILO-Myanmar Case and International Organizations in an Authoritarian Settingを再度修正し、2021年8月に掲載された。これを踏まえ、新たな事例であるフリードリヒ・エーベルト財団 (FES)のミャンマー民主化における役割と軍政中枢の認知変化の研究を進めた。
前年度においては、国際機関と民主化プロセスにおける役割について集中的に研究したことに対し、今年度は主に外国のNGOなどの民主化における役割についての研究を進めた。具体的には、国際の社会的なアクターの政治転換プロセスにおける役割についての書籍と論文を精査し、初歩的な理論枠組みの構築に取り組んだ。実証研究においては、FES側の担当者との間に、ZOOMを用いて聞き取り調査を行った。また、米国のカーターセンター、日本財団の関係者もZOOMを用いて聞き取り調査を行った。これらの聞き取り調査を通じ、国際アクターである重要な外国NGOなどの民主化 における役割についての理論的・実証的な研究を進めた。しかし、新型コロナウィルス感染拡大のため、2021年に予定していたの外国出張もできなかったので、研究は遅れている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウィルス感染拡大のため、2021年に予定していたの外国出張ができなかったためである。一部は、ZOOMなどを活用しできるだけ実施したが、信頼構築などの必要があり、非対面での取材の効果が限定される面もある。また、2021年2月に、ミャンマーでクーデータが発生し、ミャンマーとの交流も支障が出ている。

今後の研究の推進方策

2022年度は、新型コロナウィルス感染拡大とミャンマー情勢を鑑み、ミャンマーへの出張がまだ困難であることを踏まえ、最新の書籍と資料を購入し、またZOOMなどを用いて積極的に研究取材と発表を行う。新 たな事例であるKAS財団のミャンマー民主化における役割と軍政中枢の認知変化の研究を進める。その上で、国際アクターである重要な外国NGOなどの民主化 における役割の論文をまとめ、国際誌に投稿する予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウィルス感染拡大のため、外国出張ができなかったためである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] From Confrontation to Cooperation: the ILO-Myanmar Case and International Organizations in an Authoritarian Setting2021

    • 著者名/発表者名
      Yun Zhang and Yimeng Jia
    • 雑誌名

      Asian Survey

      巻: 61 (4) ページ: 615-640

    • DOI

      10.1525/as.2021.61.4.615

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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