研究課題/領域番号 |
19K01539
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研究機関 | 立命館アジア太平洋大学 |
研究代表者 |
佐藤 洋一郎 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (90569782)
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研究分担者 |
渡辺 敦子 法政大学, 人間環境学部, 准教授 (10821837)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 民主化 / 地政学 / 国際関係 / 外交政策 |
研究実績の概要 |
COVID-19パンデミックにより航空往来が止まり、タイ、カンボジアへの渡航が出来ず、現地での聞き取り調査は止まってしまったまま1年が過ぎてしまった。ミャンマーについてもクーデター後の混乱が収束せず、こちらはパンデミックと合わせて現地調査のめどが立たない状況が続いている。 一方で、オンラインでの報道資料の集積と、新たに出版された書籍のリスト化は継続して行ってきた。こうした資料の読み込みを通じて、面会聞き取りの再開の際に使う質問のリストを更新し、2022年夏に聞き取り調査を行う準備を整えている。 研究の理論的な枠組みとなる部分で、安倍政権の下での日本外交についての最新の研究書を数点読み込んだが、これらを整理したレビューを共著で準備している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
ミャンマーでのクーデターと全地球的なコロナウィルスパンデミックのため実地調査が全く行えておらず、先行研究と理論的枠組みの整理以上の作業が行えていない。その中でも研究枠組みとなる文献レビューの一部を出版にこぎつけるべく、書評やレビュー論文の準備を行ってきた。2022年春時点ではようやく国際航空便が戻りつつあり、タイとカンボジアについては日本からの往来も可能になってきた。このため、2022年夏に両国への訪問調査を行う予定である。ミャンマーについては安全な入国の見通しが立たないため、2022年12月以降の訪問に賭け、それがかなわない場合には研究対象から外すことも検討する。
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今後の研究の推進方策 |
2022年夏にタイ、カンボジアへの訪問調査を行う予定である。ミャンマーについては安全な入国の見通しが立たないため、2022年12月以降の訪問に賭け、それがかなわない場合には研究対象から外すことも検討する。 2022年に入って新たに確認された学術書籍の読み込み、引き続きの報道記事の収集、それらに基づく聞き取り調査用の質問の更新を行い、夏の現地調査に備える。2022年度中に書評や書評論文の出版が予定されているが、これらは研究枠組みに関する論述で、現地からのデータを考察に用いた最終成果物としての論文とはならない。しかし、論文の執筆および投稿はデータの収集(とにかく現地へ行くこと)を優先させるため、2022年度以降へ持ち越しせざるを得ない。
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次年度使用額が生じた理由 |
パンデミックにより予定されていたすべての現地調査と、学会発表出張(オンラインを除く)がキャンセルとなったため、予算が繰り越しとなった。2022年度には現地調査を一部再開する見通しが開けてきたため、これに予算を使うことになる。また、海外の学会への参加も一部可能となってきたため、2022年夏以降、研究の進展状況のみでも途中発表し、新たな気付きのためのフィードバックを得るなどの役に立てたい。
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