研究課題
周囲の人々の言動を都合の悪い方向に解釈したり、自分が受けた被害を過大に評価したりする傾向のある人物の心理について、心理学・医学の研究を調査し、信念の形成に着目しながら、ゲーム理論に基づく数理モデルの試作を行った。単なる性格・傾向の部分については通常の経済学の範疇に含まれるが、性格とは本質的に異なるケースも多く存在することから、その部分を経済学的な観点から明らかにする方向に展開する計画である。また、他人の反応・リアクションを気にする心理・行動についても数理モデル作成の構想を行った。
2: おおむね順調に進展している
行動ゲーム理論のモデルをいくつか作成中であり、進捗としては特に問題ないと考えている。
以前から検討しているモデルについては引き続き検討を続けていきながら、他のモデルについても適宜検討し、生産性・成功率が高いと考えられる方向を柔軟に選択していく。
特に大きな理由はない。