研究課題/領域番号 |
19K01556
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
尾山 大輔 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00436742)
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研究分担者 |
藤嶋 翔太 一橋大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (50706835)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | interaction game / network game / contagion / spatial economics / agglomeration / economic growth / population dynamics / mean-field approximation |
研究実績の概要 |
社会は多くの経済主体から構成され,それらの行動は互いに影響しあっている.多くの場合において,その相互作用の範囲は社会全体には及ばずに局所的なものとなっている.主体間の相互依存関係はネットワークを定義し,それに利得構造を加えたものは「局所相互依存ゲーム」と呼ばれる.本研究は,「どのようなネットワーク構造と利得構造のもとで,どのような行動パターンが実現するのか」という問いに答えるために,局所相互依存ゲームの理論の進展を図り,その成果を空間経済学の文脈に応用して新たな知見を得ることを目的とするものである. 今年度は,人々の立地選択を含む多地域経済成長モデルによる,産業の空間的集積と経済成長との関係を考察する理論研究について,査読者からの改訂要求に応えるために,大小様々な追加的分析を入念に時間をかけて行った.その結果より深い研究成果につながった.有限人プレイヤーの確率動学ゲームの近似理論の研究を継続しているが,国際学会で発表し (オンライン),フィードバックを得ることができた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
多地域経済成長モデルについて,投稿先の学術誌から改訂要求を受け,追加的分析を含めた改訂を行う段階まで到達した.
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今後の研究の推進方策 |
確率動学ゲームの近似理論研究を完成させる.ネットサーク形成理論と経済活動の空間分布解析への応用に関して,研究分担者との議論を継続し発展させる.
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染拡大のため,研究打ち合わせのための出張・招聘が行えなかったことによる.
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