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2022 年度 研究成果報告書

バブルの検出とモニタリング検定

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01585
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07030:経済統計関連
研究機関一橋大学

研究代表者

黒住 英司  一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (00332643)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードバブル / 仮説検定 / オンライン検定 / モニタリング / リアルタイム検定
研究成果の概要

金融資産価格などにバブルが発生したか否かをリアルタイムで検証する統計的手法(バブルのモニタリング検定)を新たに開発し,それらの理論的な特性を明らかにした。その結果,モニタリング期間の初期に発生するバブルを検知しやすい検定と,中期から後期に発生するバブルの検知に優れている検定があることを明らかにした。また,バブルの発生から検知までのタイムラグについても,検定手法に依存して変化することが分かった。最終的には,これらの特性を生かしたハイブリッドなモニタリング検定を開発し,ソフトウエアに実装して,金融資産価格のバブルの検知に実用できることを示した。

自由記述の分野

時系列分析

研究成果の学術的意義や社会的意義

金融資産価格などに発生するバブルをリアルタイムにより早く検知できる統計学的手法を確立したことは,その対応策にいち早く着手できるという意味で,金融システムの安定化に重要な役割を果たすことになり,学術的にも社会的にもその意義は大きい。バブルの発生とその検知にはタイムラグが発生するが,このタイムラグの分布を導出したことは,学術的に注目される成果であり,実際,研究成果が掲載されたジャーナルの2019-2020年における一番多くダウンロードされた論文の一つとして評価されている。

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公開日: 2024-01-30  

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