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2023 年度 研究成果報告書

動学的因子モデルにおける構造変化分析手法の開発と応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01586
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07030:経済統計関連
研究機関一橋大学

研究代表者

山本 庸平  一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80633916)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード動学的因子モデル / 構造変化 / 動学的因果効果 / 大いなる安定期 / バブル / 非伝統的金融政策 / 予測の崩壊 / 気候変動
研究成果の概要

本研究課題では、研究代表者が過去に遂行した2つの科研課題の成果である構造変化分析と動学的因子モデルを融合・拡張し、リーマンショック等の世界規模で大きな経済ショックとそこからの回復過程における経済政策の効果を分析するための計量経済手法を新たに開発・提案した。また、かかる計量経済手法を用いた実証分析をマクロ経済学、国際金融、環境経済学(気候変動)といった複数の分野で多面的に遂行した。具体的な成果として、研究期間において10回の国際学会・セミナーおよび3回の国内学会・セミナーにおける成果発表を通じて、当該学術分野の研究者への情報発信を行った。また、高水準の査読付国際学術誌へ12本の論文を掲載した。

自由記述の分野

計量経済学、応用マクロ経済学、国際金融

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題の研究成果は、計量経済学の分野で次の学術的意義がある。第1に、経済モデルの分散の構造変化について係数の変化による歪みをなくす検定手法を開発した。第2に、動学的因子モデルにおいて、共通因子間の同時点の関係を観測できない共通因子の係数に制約を置くことなく識別する手法を開発・提案した。第3に、動学的因子モデルの共通部分と個別部分に短期的な発散過程(バブル)がある場合に、その時点を識別する手法を開発・提案した。また、かかる手法を米国経済の「大いなる安定期」の要因解明、低金利下の非伝統的金融政策、地域における住宅バブルの発生といった重要な経済問題に適用して重要な知見を得た点で社会的意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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