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2021 年度 実績報告書

地域の景気循環に関するデータ解析および大規模シミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 19K01593
研究機関立正大学

研究代表者

小野崎 保  立正大学, 経済学部, 教授 (10233595)

研究分担者 齊木 吉隆  一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (20433740)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード同期 / 地域景気循環 / コンポジット・インデックス / 鉱工業生産指数 / ヒルベルト変換 / フーリエ・バンドパスフィルター
研究実績の概要

前年度にわが国47都道府県の鉱工業生産指数を用いた同期解析結果を論文にまとめて雑誌に投稿したところ、経済の実証分析において馴染みのほとんどない手法を用いた内容であったため、「たまたま得られた結果であり、普遍性がないのでは」というレフリーからのコメントがあった。このコメントに対処すべく、米国50州の月次景気指標(CIデータ、1979年4月-20214月)を用いて同じ手法により分析を行ったところ、わが国に関する分析と同じ結果を得ることができた。すなわち、Rosenblum らの同期指標はNBER公表の景気基準日付にほぼ即した挙動を示すこと、景気後退期には同期の程度が強くなり、景気回復期には同期の程度が弱くなることが示された。これらの分析により、われわれが採用した、Fourierバンドパスフィルター、Hilbert 変換、Rosenblum らの同期指標を用いる分析方法の有効性が日本と米国において確認することができた。これらをまとめて論文を大幅に改訂し、現在投稿中である。

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公開日: 2022-12-28  

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