研究課題
基盤研究(C)
金融資産のリスク分析においては、リスクは収益率の分散また標準偏差によって測られる。近年、高次元データまた高頻度データ入手できるようになって、日々変動するリスクをより正確に推定できるようになってきた。この研究では、①ネットワーク型ボラティリティ変動モデル、②高次元の実現共分散モデルのための主成分分析の拡張、③標準化変換されたBEKKモデルの擬似最尤推定量の漸近正規性という課題に取り組んだ。論文11編が、国際的な査読付き学術誌に掲載された。
計量ファイナンス
金融資産のリスク分析において、高次元・高頻度データが使えるようになってきたとはいえ、その研究は緒に就いたばかりである。実用的なモデルを考案し、リスクの予測力の向上に役立てていくことは、実務上非常に重要である。