研究課題/領域番号 |
19K01601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
WIE Dainn 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (50600649)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Women’s empowerment / male outmigration / polygamy |
研究成果の概要 |
女性の交渉力が非常に低いネパールで、男性の外部への移住が残された女性にどう影響を与えるか初めて実証的に示した。男性のアウトマイグレーション変数における内生性に対処するため、操作変数として降雨を用いた。男性が移住している世帯の既婚女性は一夫多妻の可能性が低く、自身の健康問題に最終決定権を持つ可能性が高いが、増加傾向にある義理の両親との同居により自身の家族や親戚を訪ねる自由を持つ可能性は低いことを示した。 本研究から得られた経験的知見はワーキングペーパーとして発表し、会議等で関連分野の政策立案者らからフィードバックを得た。この新たな知見は文献に貢献し、移民送出経済への理解と政策立案に役立つだろう。
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自由記述の分野 |
Development economics, migration study
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The project provided the first empirical evidence of how male outmigration affects women left behind in the context of Nepal, where women often have a lot less bargaining power. These new findings will contribute to the academic literature as well as policy designs in migrant-sending economies.
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