研究実績の概要 |
2020年度は新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、予定していた国内・海外での学会発表や研究協力者とのディスカッションがあまりできなかったため、研究の進行は遅れている。 その中にあって、2019年度に執筆しリヨンとバーリで学会報告した研究論文"Restriction Policies to lower quality foreign workers: in case of co-existing legal immigration and two types of illegal immigration"は、査読者からの要求による修正を経て、"A Paradoxical Immigration Restriction Policy for Unskilled Illegal Immigrants"と改題し、査読付き学術誌に掲載された。(Asia-Pacific Journal of Regional Science, vol.4 (2), 2020, p. 479-497)。 また国内の共著者とオンラインでの議論を重ね、関連する二つの論文を執筆し、中京大学経済研究所のディスカッション・ペーパーとして刊行した。ひとつは、"Agritourism, Unemployment, and Urban-Rural Migration"というタイトルで、東北学院大学・倉田洋教授との共同研究であり、もうひとつは"Protecting Brain Drain vs. Excluding Low Quality Workers"というタイトルで、日本大学・松原聖教授との共同研究である。現在投稿中であり、査読付き学術雑誌等への掲載を目指している。
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