研究実績の概要 |
外国人単純労働者の導入がおよぼす経済効果についての研究を継続し、とりわけアグリ・ツーリズム産業がある農村地域への域外からの労働力の導入がおよぼす経済効果については、東北学院大学の倉田洋教授との共同研究を進めることができた。研究成果は学術論文"Agritourism, Unemployment, and Urban-Rural Migration"として、Springer発行の学術書Amitrajeet A. Batabyal, Yoshiro Higano and Peter Nijkamp (Eds.) Rural-Urban Dichotomies and Spatial Development in Asiaの第2章として公刊された。 しかし2021年度も新型コロナ・ウィルスの感染拡大のため、研究協力者として欠かせないイタリア。バーリ大学のNicola D. Coniglio准教授とはオンラインでのやり取りしかできず、Coniglio准教授の協力で進めようとしていた移民受け入れ政策の日欧の比較分析は十分な成果を残せなかったし、この分野の研究者が多い欧米での学会にも渡航自粛のため参加できず、建設的なコメントを回収することができずに終わった。
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