研究課題/領域番号 |
19K01639
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
服部 圭介 青山学院大学, 経営学部, 教授 (50411385)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 企業行動 / 多市場接触 / 寡占理論 |
研究実績の概要 |
研究の2年目である2020年度は、申請時の計画通りに、一つの研究課題について論文をワーキングペーパーとして発刊することができ、また一つの研究課題について国際査読雑誌から改訂要求を受けることができた。 研究テーマ①-2 『消費のネットワーク外部性を持つ耐久財の最適価格設定に関する理論研究』についてはすでにワーキングペーパーとして発刊した論文を、国際査読雑誌に投稿し、現在、改訂要求を受け再投稿の準備中である。 研究テーマ①-3 『費用非対称企業と参入阻止行動を考慮した独占の非効率性に関する理論研究』は、2020年10月に "Welfare Implications of Sequential Entry with Heterogeneous Firms" MPRA paper No. 104640 として公開することができ、現在、国際査読雑誌に投稿するべく準備中である。 研究テーマ ①-1 『オークション理論を援用した転売市場の発生条件に関する理論研究』, ②-1 『寡占企業の賃金選択と財市場での競争の関連性に関する理論研究』については、現在、理論モデルを作成している段階であり、2021年度中には一通りの分析・執筆を終え、ワーキングペーパーとして公開できる見込みである。 研究テーマ ②-3 『費用非対称性を考慮したコーペティション市場に関する理論研究』 についても、すでに既存研究のサーベイと理論モデルの構築をほぼ終え、2021年度中にはワーキングペーパーとして公開できる見込みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究計画時には研究3年目(2021年度)に実現する予定であった論文のワーキングペーパー発刊について、研究テーマ①-3 『費用非対称企業と参入阻止行動を考慮した独占の非効率性に関する理論研究』を2020年度中に完遂することができた。また、研究テーマ①-2 『消費のネットワーク外部性を持つ耐久財の最適価格設定に関する理論研究』についても、国際的に評価の高い査読雑誌から改訂要求(Revise & Resubmit) を頂くことができた。
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今後の研究の推進方策 |
研究3年目となる2021年度には、引き続き研究テーマ ①-2 『消費のネットワーク外部性を持つ耐久財の最適価格設定に関する理論研究』 と ①-3 『費用非対称企業と参入阻止行動を考慮した独占の非効率性に関する理論研究』 を国際査読雑誌に掲載させるべく改訂と投稿作業を継続する、また、研究テーマ ②-3 『費用非対称性を考慮したコーペティション市場に関する理論研究』 を完遂し、ワーキングペーパー発行を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は、予定していた国際・国内での学会や研究会報告が新型コロナウィルス感染拡大により延期やオンライン開催となり、当初予定していた支出計画を実行することができなかった。 2021年度には、研究成果公開のための英文校正費を計画より多く支出することが予想されるほか、新型コロナウィルスの状況によっては学会や研究会への出張が多くなることが予想される。
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