(1)当初の3年間の研究期間を延長して、今年度に新たに取り組んだ研究テーマがグローバルバリュウチェーンが産業別の日本輸入価格の為替レートパススルーに与える影響である「Global Value Chains and Exchange Rate Pass Through into the Import Prices of Japanese Industries」(共同研究者: Fabien Rondeau、Universite de Rennes)である。本研究論文に関しては、日本金融学会、IMACワークショップ(フランス)、RIETI-IWEP CESSAワークショップの三回の学会発表を経て、2023年3月にRIETIのディスカッションペーパーとして公表した。 (2)本研究課題の最もコアな研究テーマである「Current Account Dynamics: On Income and Trade Balance」(共著者: Weiyang Zhai、富山大学)は、昨年度(2021年9月)にRIETIよりディスカッションペーパーとして公表した後に、査読付き国際学術誌(ジャーナル)に投稿した。残念ながら、一つ目のジャーナルから2022年7月に棄却されたために、二つ目のジャーナルに2022年8月に投稿した。 (3)本研究課題の研究テーマの一つである「Exchange Rate Pass-through under the Unconventional Monetary Policy Regime」(共著者: Weiyang Zhai富山大学、Yuri Sasaki明治学院大学、Siyu Zhang明治学院大学)は、昨年度(2022年3月)にRIETIよりディスカッションペーパーとして公表した後、日本経済学会、EcoStaカンファレンスでの学会発表を経て、査読付き国際学術誌(ジャーナル)に投稿した。2023年9月に改訂要求の連絡が届き、目下大幅な改訂に取り組んでいる。
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