• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

アカデミック・レジリエンスの形成に有効な教育政策の経済学的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K01700
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07050:公共経済および労働経済関連
研究機関駒澤大学

研究代表者

北條 雅一  駒澤大学, 経済学部, 教授 (30362601)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード学級規模 / アカデミック・レジリエンス / 学力格差
研究成果の概要

本研究では,社会経済的に不利な状況に置かれた生徒個人に焦点を当て,社会経済的に不利な状況にある生徒が学業および関連する諸側面において,その不利な状況に適応して一定水準以上の成果を達成する資質・能力を「アカデミック・レジリエンス」と定義し,アカデミック・レジリエンスの形成に資する教育政策を模索した。生徒個人レベルのデータを活用した実証分析の結果,学級規模の縮小がアカデミック・レジリエンスの形成に有効であることが確認された。

自由記述の分野

教育経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,国内の学校から収集されたデータを用いて,学級規模の縮小が,社会経済的に不利な状況に置かれた生徒の学力を向上させることを確認した。同様の分析結果は米国をはじめとする海外でも報告されており,本研究の結果はそれらを追認するものであると位置付けられる。国内では,経済的な格差の拡大・固定化が進み,子どもの貧困が問題視されるようになって久しい。本研究の成果は,子どもの貧困に起因する学力格差の是正に,少人数学級政策の推進が有効であることを示した点で社会的な意義は大きいと考えている。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi