本研究課題では、(1)「固定金利資金供給オペレーションにおける投資家行動と安定性に関する実験研究」(2)「スチュワードシップ・コード(SC)およびコーポレートガバナンス・コード(CGC)策定に伴う本邦株式市場の構造変化」(3)「日本銀行の資産(ETF)買入れ政策が本邦株式貸借市場に与える影響」の3トピックを分析対象とした。また、昨年度の実施状況報告書では、より基礎的な研究である(4)区間ゲームの分析についても進捗を図ることを明記した。 (1)については、2020年度に英文学術誌への論文掲載を完了。 (2)については、主要な分析を2021年7月にRIETIで発表した。その後も分析を進め、初稿を完成させ、2022年6月にファイナンス学会での発表を行った。 (3)については、貸株についての1本目の論文を英文学術誌に掲載済(2022年9月)。2本目のアナウンスメント効果についての論文を英文学術誌に掲載済(2022年12月)3本目の論文はBISでのワーキングペーパーとして公表。国内外の学会で発表。4本目の論文は主要結果を出したのちファイナンス学会などで発表、現在ワーキングペーパーを作成中。 (4)については、2020年3月に紀要論文を公表。その後国内学会英文誌および海外学術誌に2本の英文論文を公表。
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