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2022 年度 研究成果報告書

近年の金融面の各種施策を受けた金融市場の構造変化:理論・実証・実験アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01743
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07060:金融およびファイナンス関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

篠 潤之介  早稲田大学, 国際学術院, 准教授 (30822217)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード金融政策 / ETF / 日本銀行 / 企業統治改革
研究成果の概要

本研究で得れた成果は以下の3点である。
1点目に、日銀のETF買入れ政策が金融市場および株式リターンに与えた影響については、2本の学術論文を公表したほか、他2つの分析を進めることができた。2点目に、固定金利方式の資金供給オペレーションにおける投資家の入札行動についての実験分析については、1本の英文学術誌へ論文を公表した。3点目に、企業統治改革の影響については、初稿を完成させ、2022年6月にファイナンス学会での発表を行った。現在、最終稿の完成に向けたドラフティング作業中である。

自由記述の分野

金融論・ファイナンス・ゲーム理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

1点目に、日銀のETF買入れ政策が金融市場および株式リターンに与えた影響については、前例のない当該政策が株式市場に与える影響について、実証的に明らかにしたほか、貸株市場を通じた影響などについての政策的なインプリケーションを明らかにした。2点目に、固定金利方式の資金供給オペレーションにおける投資家の入札行動についての実験分析については、緩和的な金融環境からの変化がオペの応札倍率やオペ運営にたいして与えうるマイナスの影響を指摘した。3点目に、企業統治改革の影響については、中堅中小上場企業絵の影響という、これまで明らかにされてこなかったメカニズムを示した。

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公開日: 2024-01-30  

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