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2021 年度 実績報告書

イノベーション・エコシステムにおけるハイブリッド・ファンド政策の機能及び効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K01762
研究機関早稲田大学

研究代表者

樋原 伸彦  早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 准教授 (10434698)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードハイブリット・ファンド / 官民ファンド / NEDO / STS / イノベーション・エコシステム
研究実績の概要

当科研費をベースに本年度は、NEDOとの共同研究が進展した。研究代表者が所長を務める早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所が NEDOより「研究開発型スタートアップの企業価値向上の実態に関する調査」を5月に受託、報告書を今年度纏めるに至った。報告書では、STS採択企業とそれに類似したコントロール企業を特定(合計約400社)し、属性、ファイナンス状況、企業価値の変遷の分析を行った。分析の結果、1) STS採択企業がコントロール企業に比べて、相対的にその後の企業価値が高い状態にあることが明らかとなり、一方で2)STS採択企業は、コントロール企業に比べて、資金需要が比較的小さいスタートアップが申請していること、が示された。また、認定VCの投資行動においても、各認定VCの投資ポートフォリオにおいても、投資額が比較的小さいスタートアップをSTS制度に申請してきていることが明らかとなった。本報告書は、NEDOのウェブサイトで近日中に公開される予定である。また、本研究成果に基づき、本研究代表者が一橋大学経済研究所の客員研究員を拝命した。研究所が提携する帝国データバンクのデータも利用しながら、査読付きジャーナルへの投稿に向けた研究活動を継続する予定である。
イスラエルとの共同研究では、イスラエル外務省及び在日イスラエル大使館の協力のもと、5夜連続でオンラインでのイスラエル・イノベーション・エコシステム・セミナーを開催した。200人以上の参加を得た。また、早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所主催で、SOMPOジャパン及びジャコーレ(イスラエルに特化した日系コンサルティング・ファーム)の代表者とのパネルをオンラインで7月に実施することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件)

  • [国際共同研究] テルアビブ大学/ヘブライ大学(イスラエル)

    • 国名
      イスラエル
    • 外国機関名
      テルアビブ大学/ヘブライ大学
  • [雑誌論文] 研究開発型スタートアップ支援事業/研究開発型スタートアップの企業価値向上の実態に関する調査2022

    • 著者名/発表者名
      早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所
    • 雑誌名

      NEDO調査報告書

      巻: . ページ: pp1-39

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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